浅田次郎

2007.06.12

浅田次郎「壬生義士伝」

壬生義士伝〈上〉

壬生義士伝〈下〉

映画にも長編テレビドラマなっていますね。私は映画を先に見てしまいました。

それで、映画もこの小説のエッセンスを上手に取り込み撮られている事がわかりました。

でも、小説の方がいいですね。映画よりも先に小説を読む方がよかった気がしています。ま、こういうことはままありますね。

さて、壬生義士伝。

この小説の主人公は、南部盛岡藩の脱藩浪士で、新撰組の監察、吉村貫一郎です。

明治維新も過去のことになった大正のころに、ある人物(最後までだれってことは書かれていませんけど)が吉村貫一郎にゆかりのある人々に話を聞いていき、彼の人となりを徐々に明らかにしていきます。また、彼の想いがどのように周りの人に伝わり影響を与えていったかが描かれます。

構成がとても巧いなあと思いましたが、巧すぎてどうも。。。って感じもしないでもないかな。

電車の中で読んでいましたが、泣きそうになりながら読むところ多数でした。

一読の価値ありですね。とてもいい小説でした。



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2006.12.13

浅田次郎「日輪の遺産」

日輪の遺産 講談社文庫

日輪の遺産会社の同僚から借りた本です。

スケール大きすぎです。時価200兆円の財宝。この財宝にまつわる人々の生死をかけたお話。

最後は、少し意外な結末でした。

なるほどいろんなところにその伏線はあったかもしれません。でも、この財宝の額から言って、どうかなぁと思うのでした。

でも、なんかジーンとくる感じがあります。何でしょうね。

この小説が、解説にある「魂の記録」だからなのかもしれません。

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2006.11.26

浅田次郎「地下鉄に乗って」

地下鉄(メトロ)に乗って 徳間文庫

地下鉄(メトロ)に乗って浅田次郎、有名な作家ですね。私は初めて読みました。同僚が貸してくれての読書です。

映画にもなっていますね。そのサイトはこちら。http://www.metro-movie.jp/

私は観れていませんけど。

ストーリーは、兄の命日に高校の同窓会に参加した真次が、酔って帰る時に、地下鉄の永田町駅で気になった階段、それを上ると、そこは新中野だった。しかも、昭和39年の。。。

地下鉄でタイムスリップするという、とてもユニークな設定。最近は、地下鉄もどんどんリニューアルされていっていますが、それでも、ここって昔のままなんだろうなぁと思う所もある地下鉄。そういうものが身近に感じられることもあり、案外、この設定を受け入れられます。

さて、なぜタイムスリップするのか、なぜその時、その場所なのか、いろんな疑問を抱きつつ、話が進んでいきます。

それらの疑問が明確になった時、ともにタイムスリップしていた真次の彼女が思いがけない行動を。。。

彼女が、どうしてそんな方法で、この結末を望んだのか、私は理解に苦しみます。彼女と真次にとってはそれで良いのかもしれないけれど、他の人の視点から考えると、あり得ない選択肢だと思うのです。

ま、そういう意味では納得できないけれど、SF的な面やノスタルジックな面など、いろんな面で面白い小説でした。文章に勢いもありましたし。

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